家庭での子どもとの接し方:第一条、二条「やることの趣意(意味)を説明しよう」
こんにちは、雨がよく降りますね。
雨も言うことをきいてくれませんが、
子どもも、なかなかいうことをきいてくれません。
学校の授業が大嫌いだった私ですし、
現在でも授業をすることはありませんが、
ふとしたキッカケで「授業の腕をあげる法則」向山洋一著を
読んでいます。
これを読んでいて、家庭での子どもたちへの教育に
使えるんじゃないかな?と思うところがたくさんありまして、
少しご紹介したいと思います。
ちなみに、勉強のためだけではなく、スポーツへの指導など
何にでも応用できると思いました。
■第一条:趣意説明の原則
「指示の意味を説明する」ということです。
何のためにこれをやるのか? をしっかり把握させるということですね。
これは、非常に重要なことだと思います。
大人に対しても使えます。
また、自らもしっかり意識しておきたいことでもあります。
言われたことをそのままやっているとしたら、
それは作業になってしまいますからね。
ちなみに例示すると、
・ゴミを拾いなさい。
これは、やることだけを言ってますね。
・教室を綺麗にします。ゴミを拾いなさい。
これは、趣意とやることを言っています。
プロの指導者は、何をやるかを子どもに言わせる。
・教室を綺麗にしよう。自分でやりたいことをやってごらん。
ここまでくるとベストだそうです。
家庭内での会話は、時間が無いので「やってほしいこと」を
ついつい言ってしまいますが、ジックリととりかかりましょう。
■第二条:一時一事の原則
これは、同時にいくつもの指示を出さない、
ということです。
ちょっとしたテストをしてみたそうです。
田園調布の学校で、全校朝礼の時に、
・目標を一つだけ伝えた時
・目標を二つ与えた時
朝礼の後に、その目標を子どもたちが覚えているか
チェックしたそうです。
そうしたところ、
目標が一つの時は、80%の生徒が覚えているが、
目標が二つの時は、30%以下の生徒しか覚えてなかった
ということでした。
十条まで続くのですが、今日はここまで。
また時間のある時に書きますね。